2020年9月19日土曜日

信号用リレーについて

 

  信号用リレーの状態について

リレーが励磁されて動作した時に接点が閉じている状態を「扛上(こうじょう)」といい、無励磁で開放されている状態を「落下」という。
無励磁状態であると接点が重力によって落ちることから、こう呼ばれた。 
 
リレーが励磁されて動作した時に閉じる接点をN接点(扛上接点)といい、逆に開放される接点をR接点(落下接点)という。
電気制御畑の人であればN接点はA接点、R接点はB接点といえば通りが良いかも。

扛上状態

分りにくいかも知れないが接点がN側に動いている。


落下状態

 接点がR側に動いている。


接点数について

上記写真の線条リレー(DC) はNR4N4R4という接点構成を持つ。
NR4N4R4という接点構成は振り分け接点(NR4)が4つ、扛上接点が4つ、落下接点が4つあるものをいう。
振り分け接点は電気制御畑で言うC接点である。
また下の写真のような線条リレー(DC,F) FL-260型はNR6という構造を持ち振り分け接点を6個のみ持った構造のリレーである。




反応リレー

接点が足りなくなった得には反応リレーを設けて接点数を増やす。
扛上/落下状態を示した上記、線条リレー(DC) の2LPRというリレーは、てこリレーとして使用されている線条リレー(DC,F)の2LRの反応リレーである。